海坊主は巨大な妖怪とされる、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術


人生を過ごしている中で、海坊主は巨大な妖怪とされるもの。海坊主(うみぼうず)とは、日本の海に現れるとされる妖怪や怪異の一種です。

うみぼうずはかなり古くから妖怪とされていて、漁師や船乗りたちの前に突然姿を現すとされる巨大な人型の怪異です。

特徴的なのは、禿げた大きな頭と全身黒い影のような姿で、その容貌から海坊主と呼ばれているのは言うまでもありません。

夜の海や濃霧の中など、視界の悪い状況でよく現れるとされ、現れると荒波を起こして船を揺らしたり沈めようとするなど海難事故と結び付けられてきました。

海坊主の正体は、地域や伝承によって姿や性質が異なりますが、共通しているのは人間にとって恐ろしい存在ということです。

ここでは、海坊主は巨大な妖怪とされる、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術を紹介しています。

 

 

 


海坊主とは何なのかを考察したいもの、注意しておきたいその特徴面


 

| 1.巨大な海洋生物が正体だという説が世の中にはあるという

巨大な未確認生物(UMA)説ということ。海坊主は、実在する巨大な海洋生物が正体だという説が世の中にはあるというもの。

特に、大型のダイオウイカをはじめクジラや、未確認の深海生物が漁船に接近した際、人々が驚いて妖怪として語り継いだ可能性があります。

霧や波しぶきによって輪郭が曖昧になり、巨大な人影に見えたことから、坊主のような姿として伝承されたと考えられているのは間違いありません。

 

| 2.高波や濃霧など、自然現象を擬人化した存在だという説も

自然現象の擬人化説ということ。海坊主は、海上で発生する突風をはじめ高波や濃霧など、自然現象を擬人化した存在だという説もあるもの。

特に、航海中に突然発生する嵐だったり船を転覆させる大波を、人々は海の神の怒りと捉え、それが坊主の姿をした妖怪に変化したと伝えられています。

恐怖の対象を具体的な形にすることにより、説明不可能な現象に意味づけをしたのは言うまでもありません。

 

| 3.海の危険を教えるため、海坊主の話を創作したという説も

漁師の作り話や警告説ということ。昔の漁師が若者や他人に対して、海の危険を教えるため、海坊主の話を創作したという説もあるもの。

夜間航行だったり悪天候下の出漁を戒めるため、海坊主に襲われるという恐ろしい伝承を語り継いだのは間違いありません。

これは、伝統的な口承文化における教育的役割を持つもので、海の恐怖を誇張して伝えることで、安全意識を高める狙いがあったとされます。

 

| 4.霊が、海坊主となって現れるという信仰もあるというもの

亡霊や怨霊説ということ。伝承の中にあるのが、海難事故で亡くなった者の霊が、海坊主となって現れるという信仰もあるというもの。

特に、無念のうちに命を落とした者や自分の死に怒りを抱いていた者などが、妖怪として海面に姿を現し、船を沈めようとするという伝承です。

これは、日本各地で語られる海の霊に関する話と結び付いて、霊的な存在としての側面を強調するのは言うまでもありません。

 

 

 


海坊主は巨大な妖怪とされる、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術


 

| 1.夕暮れ時など、そんな場面で現れることが多いというもの

海坊主の出現しやすい天候や海域を避けるということ。海坊主は荒天をはじめ濃霧や夕暮れ時など、そんな場面で現れることが多いというもの。

なので、こうした条件下での航海自体を避けるようにするのが無難となる、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術の一つ。

また、地元で海坊主が出ると噂される海域には近づかないようにし、地域の古老や漁師の知恵を参考にするのも有効な手段になるのは間違いありません。

 

| 2.恐れを見せると更に攻撃的になることがあるというもの

船を静かに操作し恐れを示さないということ。海坊主は人間の恐怖心に反応するとされ、恐れを見せると更に攻撃的になることがあるというもの。

なので、万が一気配を感じた際は船の操縦を落ち着いて行って、動揺を見せないよう努めるのが、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術の一つ。

声を上げずに冷静に対応することで、興味を引かずにやり過ごす可能性が高まるのは間違いありません。

多くの伝承でも、沈着冷静な態度を取った漁師が難を逃れたとされているのは言うまでもありません。

 

| 3.光るものを忌避するという言い伝えがあるというものです

漁具や船体を鏡や金属で装飾するということ。海坊主は自分の姿が映るのを嫌うとか、光るものを忌避するという言い伝えがあるというもの。

なので、鏡や金属片を船の外装に取り付ける対策が用いられ、太陽光を反射することで、威嚇効果を狙って接近を防ぐとされます。

実際に古い漁船では、このような装飾が一部残っている例もある、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術の一つ。

 

| 4.遭遇した際にそれらを供えることで穏便に去ってくれる

煙草や酒を供えるという民間信仰に従うということ。一部地域では海坊主は煙草や酒を好むと信じられていて、遭遇した際にそれらを供えることで穏便に去ってくれるというもの。

特に漁師の間では、海に出る前に酒を少量海に注ぐ風習もある、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術の一つ。

こうした話は海の精霊への礼とされ、海坊主もその中に含まれる存在と考えられているのは言うまでもありません。

 

まとめ

突然姿を現すとされる巨大な人型怪異。ここでは、海坊主は巨大な妖怪とされる、遭遇時に右往左往しないでやり過ごす術を紹介しました。その機会には、ぜひお役立てください。

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