人生を過ごしている中で、グロブスターは日本でも見られるもの。グロブスターとは、海岸に打ち上げられた正体不明の巨大な肉塊や有機物の塊を指す言葉です。
グロブスターという語は、1962年にタスマニアの海岸に打ち上げられた奇妙な肉塊を報じた記事で使われたのが初出で、英語のglob（塊）とmonster（怪物）を組み合わせた造語です。
マーメイド・グロブスターとも呼ばれ、その異常な外見をはじめ悪臭や奇妙な質感など、しばしば怪物や未知の生物とされるのは言うまでもありません。
科学的見解では多くのグロブスターは、死んだクジラやサメに巨大イカなど、皮膚や脂肪組織の腐敗した一部であることがDNA検査等で確認されています。
但し、正体不明のまま広く報じられることもあり、未確認生物(UMA)である海の未知なる存在と扱われることにもなりかねません。
ここでは、グロブスターは日本でも見られるもの、遭遇した際に慌てない具体策を紹介しています。
グロブスターの正体がまた気になるもの、注意しておきたいその特徴面
| 1.海岸に突然漂着する、そんな謎の肉塊であるというもの
正体不明の巨大肉塊ということ。グロブスターとは、世界各地の海岸に突然漂着する、そんな謎の肉塊であるというもの。
クジラや巨大イカのほか、未知の海洋生物などの残骸とされることが多くありますが、正体は判明しないこともあるのは言うまでもありません。
骨格が見えず奇妙な繊維状の組織を持つため、単なる腐敗した死骸には見えないのが特徴で、発見当初は未確認生物の証拠と騒がれることにもなりかねません。
| 2.進んでおり、腐肉のような強烈な悪臭を放っているという
強烈な悪臭と変色ということ。グロブスターの多くは腐敗が進んでおり、腐肉のような強烈な悪臭を放っているというもの。
表面は白色をはじめ灰色だったり黄色味を帯びることもあり、まるで未知の生物の皮膚のような見た目ということにもなりかねません。
腐敗によって内部構造が不明瞭になっているので、生物学的な同定が困難となる場合が多いのは言うまでもありません。
| 3.通常の魚類や哺乳類とは異なる不自然な質感があるという
繊維質の組織構造ということ。多くのグロブスターは、脂肪や結合組織が繊維状になった構造を持っていて、通常の魚類や哺乳類とは異なる不自然な質感があるというもの。
この繊維質は、クジラの脂肪組織（ブローバー）やコラーゲンの分解物と一致する場合もありますが、完全なDNA分析なしには確定できないことが多いのは言うまでもありません。
| 4.UMA（未確認動物）として扱われることもあるという
メディアや都市伝説で話題ということ。グロブスターの発見はマスコミやインターネットで、未確認生物の証拠として話題になることが多く、UMA（未確認動物）として扱われることもあるというもの。
更に、正体が分からないまま処理される例も多く、海の怪物とか深海の使者などといった都市伝説を生む要因になっているのは間違いありません。
グロブスターは日本でも見られるもの、遭遇した際に慌てない具体策
| 1.組織や未知の有毒物質を含んでいる可能性があるという
接触を避けて一定の距離を保つということ。マーメイド・グロブスターは見た目は魅惑的でも、実際は腐敗した組織や未知の有毒物質を含んでいる可能性があるというもの。
海岸で発見した場合は決して触らず、少なくとも3メートル以上の距離を保つのが、遭遇した際に慌てない具体策の一つ。
腐敗臭や体液によって人体に有害な反応が起こることもあるので、安全のために物理的な接触は絶対に避けることが重要なポイントです。
| 2.写真と位置情報を残しておくことが必要になるというもの
写真と位置情報を記録してSNS投稿は控えるということ。発見時には状況を記録するため、写真と位置情報を残しておくことが必要になるというもの。
但し、SNSでの拡散は不必要な混乱を招く恐れがあり、現場に多数の見物人が押しかけて危険を招くことにもなりかねません。
写真や動画は公的機関に提供するまで公表を控え、現場の安全と秩序を守るよう配慮するのも、遭遇した際に慌てない具体策の一つ。
| 3.海保や研究機関など、海洋生物に詳しい機関へ連絡する
地元自治体や海洋専門機関に通報するということ。発見した際は、自治体の環境保全課や海保や研究機関など、海洋生物に詳しい機関へ連絡するというもの。
グロブスターは一般人が処理できるものではなく、放置すると環境汚染や生物被害の原因にもなりえる、遭遇した際に慌てない具体策の一つ。
グロブスターの正体は通常は腐敗した大型生物の死骸で、感染症や生態系の汚染を引き起こす可能性もあるため、専門機関による適切な処理が必要です。
| 4.大量の水で洗浄し、皮膚科または内科を受診するという
万が一接触した場合はすぐに洗浄し受診するということ。誤って体液や腐敗物に触れてしまった場合、すぐに石鹸と大量の水で洗浄し、皮膚科または内科を受診するというもの。
グロブスターには未知の海洋細菌や毒素が含まれている可能性があり、アレルギー反応や感染症を引き起こすことにもなりかねません。
そうした危険を避けるため、症状がなくても医師の判断を仰ぐことが重要になる、遭遇した際に慌てない具体策の一つ。
まとめ
巨大な肉塊や有機物の塊を指す言葉です。ここでは、グロブスターは日本でも見られるもの、遭遇した際に慌てない具体策を紹介しました。その折には、ぜひお役立てください。
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